女性とのおつきあいが長引くにつれ、「秘密」と「誤解」がお互いの関係に壁となって阻むことが多くなります。

 

相手を傷つけることを怖れて、もしくは事態の悪化を避けるために、つくられることの多いのが「秘密」です。

 

たとえば仕事上でつきあいのある、親しい女性があなたの周囲にいたとして、その人と2人きりで会うことを、彼女に言わなかったという場合。それは立派な「秘密」になります。

 

そして、偶然その事実が彼女の耳に入った場合、立派な「誤解」となるでしょう。

 

「秘密」が理由で、彼女に「誤解」を与えた場合、2人の間に修復不可能なほどの大きな亀裂。生まれることがあります。

 

これを避けるためには、「誤解」を与えそうな出来事は、たとえ小さな出来事でも「秘密」にしないのが賢明です。

 

また自分の人間関係を、全て把握しておいてもらうのもよいでしょう。この「秘密」を作らない方法は、女性との会話が弾みやすくなります。

 

たとえば自分の人間関係の中で、何か不満や葛藤を覚えた場合、彼女が相談相手となってくれるからです。

 

ただし、これには弊害もあります。一度始めたら、一生やり続けなくてはなりません。

 

なぜなら、お互いのどちらか。万が一「秘密」を作ってしまった場合、なぜ「今まで2人ですべて打ち明け合ってきたのに、なぜ言わなかったのか」でもめやすくなるからです。

 

さらにむずかしいのは、男性は女性に対してオープンに接したとして、女性は男性にオープンに接するとは限らないということです。

 

女性は、男性に「全て」を打ち明けることで、男性に嫌われないか、飽きられないかという恐怖心を持っていることが多いからです。

 

女性はもともと、他人の目から自分がどう映るのかを、極端に意識する自意識過剰なところがあるため、男性の秘密にはうるさいのです。自分が秘密を持つことには寛容なところがあります。

 

これはちょっと男性から見れば、かなり不公平なところと言えるでしょう。

 

ただし、それだけ女性には社会的立場で見ても弱く、社会に対して不安要素が多いということでもあるのです。

 

男性に頼らなければ生きていけない女性には、男性の秘密が時に大きな不安を生みます。

 

この不安をなるべく女性に持たせないようにするためには、「会話」によって、信頼感を与える、日々のコミュニケーションの積み重ねによって、実績を作っていくしかありません。

 

仕事だけでなく、人間関係も、小さな積み重ねによる努力で、保っていくことしかできません。

 

そして、その努力は、心からあなたを信頼し、あなたを支えるために尽くしてくれる女性によって、必ず報われるようになっているのです。